打ち捨てられた古戦場

2022年に打ち捨てられた古戦場。気が向けば、更新されるかもしれない。

世界を斬る

 といっても、別に世界情勢に触れるわけじゃありません。筆者が思うのは、世界のバランスの悪さです。

 少子高齢化が問題とされる社会。

 問題の本質は少子化による人口ピラミッドの歪みだと思いますが、増えればいいのかと言えば、それも一概には言えません。

 高齢化が悪いこととは言いません。問題は自然な形での長寿ではないということです。医療の発達によって健康で長生き出来るならいいでしょう。

 ですが、死が必要な場面もあるのではないでしょうか。

 姥捨山の文化を肯定する気はありませんが、病気によって死ぬことが悪のような今のあり方も筆者は疑問に思います。

 少なくとも、認知症で自分のことすらわからなってまで生きていたいとは思いません。

 そんな高齢者を生かすために、年金という名の税金や数が少なくなりつつある若者を浪費する。それこそ、無駄であると。

 そう思うのは、身近にそんな人がいたからでしょうか。偏見なのは充分承知ですが、誰かに言いたくなったのです。

 あとは、仕事の多様化ですね。YouTuberのような働き方を初め、声優や俳優、アイドルなども掃いて捨てるほど増えてきた現代。好きなことで稼げる、やりたいことをやれるというはいい事だと思いますが、増え過ぎたのではないでしょうか。

 社会を維持するために必要な人材すら確保出来ず、高騰する物価に合わない低賃金、本人の意思に関わらず収入的に働かざるを得ない定年後、男女平等社会進出の名のもとに意志とは関係なく必要となった働く女性。

 筆者の周りだけという可能性も否定しませんが、定年後の再任用や共働きの兼業主婦、それがやりたい人が出来る環境というなら悪くはないでしょう。

 歴史で習う男尊女卑の社会に抗ってきた人々の求めたものがそこにあります。

 しかし、それが強制ならば。働かなければ生活が出来ないから働くしかないというのならば、それは在るべき形ではないと思います。

 つまるところ、世界はバランスが悪い。

 こんな世界は滅んで一度やり直すべきではないか。そう思う筆者でした。

 

 もしかしたら、コロナというものも、増え過ぎた人間を減らすために地球が産んだウイルスなのではないでしょうか。